Predator's Vision

画像処理、3D点群処理、DeepLearning等の備忘録

Structure Sensor を Windows へ接続

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はじめに

"Structure Sensor" というiOS向けの超小型デプスセンサーについて、いろいろな方が既にレビューをされています。(ちなみにデプスセンサーとは距離情報を取得できるセンサーで、MicrosoftKinectを契機にかなり有名になりました。)


ただ、書かれている記事のほとんどが「iOSに繋げてみた」「デモアプリを使ってみた」ばかりのようなので、私は「iOS以外にUSB接続して、自力でデータを取り出す方法」を書きたいと思います。具体的には、今回はまず「Windowsから Structure Sensor を触る方法」を書いて、後に「Windowsで深度画像とポイントクラウドを取り出す方法」を書く予定です。

環境の準備

Structure Sensor は iOS からは Structure SDK というものを使えば触ることができます。そしてiOS以外の場合は OpenNI2 (OpenNI1ではダメ) を使えばよいそうです。

というわけで、まずOpenNI2を用意。
OpenNI2は今はStructure Sensorの下記のサイトからバイナリやドキュメントがダウンロードできます。

インストール後はOpenNI2のフォルダ内のどこかにあるPS1080.ini内の

;UsbInterface=2

になっているところを

UsbInterface=0

に修正します。これでStructure Sensorからデータを読み出すことができるようになりました。

接続確認

サンプルプログラムのNiViewerを起動したところ下記のようにちゃんと動作しました。(Win7Win8でそれぞれ動作を確認)左側がデプスで、右側が赤外線です。

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次回は深度画像とポイントクラウドを取得したいと思います。