PTAMをVS2013でWebカメラ使用版に改造してビルド
PTAMビルド手順はいろんなサイトに載ってますが、100%その通りにやればビルドできたというわけではないので、そのメモ。
ビルド手順 参考サイト
上記サイトの情報に加えて必要だったこと
事前準備
- FLTK2.0はhttp://www.fltk.org/からダウンロードすると書かれているが、このサイトには1.0~1.3しかないので「fltk 2.0」等で自分で検索して見つけたほうがよい
- WebカメラでPTAMをやるのであれば「CMU 1394 camera driver」関係の手順は一切不要
- ewclib.hの中でqedit.hをincludeしているが、最近のVSにはついてないのでネット上等から持ってくる必要あり
- ewclib.h内の「#include <qedit.h>」も「#include "qedit.h"」に修正しないとダメかも
- qedit.hに下記ページに載っている修正が必要
- メッセージ ヘルプ:qedit.hの498行目でdxtrans.hがインクルードできないビルドエラーについて #42631 - 兎系映像キャプチャライブラリ WRP-VCL - OSDN
- libcvdのビルド時にstd::max, std::minが見つからないと怒られるので、cvd/utility.hに「#include <algorithm>」を追加
PTAMコンパイル
- 「Build/Win32の中のPTAM.sln、PTAM.vcproj、CameraCalibrator.vcproj、VideoSource_Win32_CMU1394.cc を PTAM フォルダ直下へコピー。」とあるが:
- PTAM.vcxproj、CameraCalibrator.vcxprojの2ファイルも必要
- VideoSource_Win32_CMU1394.ccは不要
- 2つのプロジェクト(CameraCalibrator、PTAM)それぞれのDebug、Releaseの使用libファイルからcmu1394.lib的なのを削除
- max, min関数が見つからないと怒られるので、ATANCamera.ccに「#include <algorithm>」を追加